BRAHMA WORKSを通じて様々な方と出会った中で仙台のDJ Casin、DJ Kenchyというアーティストがいる。そして先日彼からリリースするmixシリーズの『Mellow Mellow,Right On』のvol3が発売された。
このコンセプトは『ひたすらメロウな国産音源オンリーMIX』
このコンセプトは『ひたすらメロウな国産音源オンリーMIX』
毎回素晴らしい内容でGOOD MUSICを届けてくれる彼らにインタビューを試みた。
まずMellow Mellow, Right On 3
まずMellow Mellow, Right On 3
をリリースされた訳ですが、 このシリーズのコンセプトを聞かして下さい。
DJCASIN(以下C)
端的なコンセプトとしては、
「メロウな国産音源のみを使用したMIX」
ということになります。
Kenchy君が「夏用のメロウなMIXを二人で作りませんか? 」
って提案してくれたことが、そもそものきっかけで、
それを受けて、自分が「であれば、そのテーマを国産音源に絞って やりたいね。」
ってレスして形になったような気がするけど、この記憶でいいんだ っけ?
DJKENCHY(以下K)
そうですね。vol.1・2と2回、夏にリリースして、 3はGIFT REMIX 2(https://sleeprecords.stores. jp/items/ 5630c2f5be6be38be7002b15) のリリースと重なりそうだったので、 じゃー冬用にしようか、という感じです。
2人で40分ずつのミックスは、これで5回目だと思いますが、毎回お互いの引き出しの探り合いみたいで楽しいです。
mellowmellow righton vol1と2
自分のDJのスタイルは(心がけている事)?
C
うーん、念頭に置いているのは、好きなものを、 あまり平坦にならないようプレイする、ということですかね。
K
フォーマットに拘らず、好きな曲をかける事です。 アナログがベストですが、 最近はデータのみリリースの曲が多いので、 SERATOも使ってます。あとは、 スクラッチや二枚使いで変化をつけて構成していく事ですね。
ではDJKENCHY君に質問なんですが何故CASIN君とやりたいと思ったのですか?
K
カシンさんとはメロウシリーズの前にも2作スプリット作品を作 っていたので信頼してるし、 同じテーマでも違った切り口のミックスができるなと思っていたの で。 あとは単純に自分で夏に聞くミックスが欲しかったのもあります( 笑)。
なるほど。ではCASIN君がその話を持ちかけられた時の気持ちは?DJ KENCHY君の印象など聞かせていただければ。
C
話を持ちかけられたのが、確か5月の連休前後だったので、 そこから夏にリリースとなると、 かなりタイトだなって思っていました。 基本的にはゆとりを持って作るタイプなので、 ちゃんとリリースできるクオリティーのものを短時間で作れるか不 安だったということもあり、とりあえず着手してみるけど、 間に合わなかったらごめんね、と最初に言い訳をしときました。 ただ、 着手してみたら思った以上に手応えのあるMIXが割と短時間でで きたので、すぐにKenchy君に送ったらびっくりしていましたね。
この間このMIXをかけて嫁の母を車に載せた時、 こんなカフェで流れるようなおしゃれな音楽聞くの? と驚かれました。逆に僕が驚いたんですけどね 笑
その位年齢、性別に関係なく伝わるHIPHOPの楽曲、 そしてそのジャンルの枠に捕われない気持ちいいCHILL MUSIC,GOOD MUSICをこのシリーズでは毎回届けてくれていると思うんですが、 毎回相手のMIXがあがってきた時に聞いてどんな印象を感じますか?お互いが思うDJKENCHYらしさ、 DJCASINらしさを少し聞かしてもらえませんか?
C
Kenchy君のMIXを聴いている際、Hip Hopを聴き始めた頃のMIX TAPEに触れているような感覚によく陥ります。
要は、知らない曲との出会いや、知っている曲の使い方、この曲はあのアーティストの曲?
などというMIX本来の多角的な楽しみを味わえるということです 。
お互い掘る範囲や好みの音に共通する部分もありますが、
同じ箇所を攻めたくない、 という意識も共通してるのではないでしょうか。
なので毎回作るのが、相手のMIXを聴くのが楽しみです。
Kenchy君と作るMIXは、ご指摘の通りなるべく壁をぶち抜いて、風通しを良くはしているけど、 芯としてのHip Hopに重きを置いている感覚で作っているかもしれません。
K
CASINさんのミックスの印象は自分の世界があるな〜といつも思います。所謂、カシンワールドってやつです。 自分には出来ない選曲&ミックスなので、良い刺激を受けてます。
このシリーズはCASINさんが前半で自分が後半と決まっている ので、 自分はCASINさんのミックスを聞いてから選曲して製作しています。
それで前半が完成次第、CASINさんから送られてきます。それがかなり早くて毎回驚きますが…(笑)。聞いてみてスゲーな〜と思う反面、やっぱり負けたくないな〜、って気持ちがあるので自ずと力が入りますね。
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